2005年4月17日日曜日

フランス生活

とにかく家探しからスタート。安かったらどこでもいい!と探し始めたのですが、パリは結構高い... でもオペラ座近くの屋根裏?って感じのところに即決。窓からはサクレクール教会が見え、苦情が出て引っ越すまでの3ヶ月くらい一番パリの生活を満喫したの では、と思います。本当に歩いてどこでも行ってました。コンクールを受けることに決め、練習したいのですが、学校はだいたい10月からなので、家で練習で きるところを探さなければ...苦情もくるし、ということで引越し。コンセルヴァトワール近くの少し郊外、半地下の部屋に引っ越しました。それがだいたい 7月で、コンクールまであと2ヶ月しかありません。そこからはひたすら練習、練習....。日曜の午前中は音出しできないので、その時に洗濯、買い物など を済まし、あとは一歩も外に出なかった週がほとんどでした。隣人には、後から聞いた話ですが、あそこにはキチガイが住んでいる。と言われていたようで す......。

コンクールの後、学校に通い始めましたが、賞を取ったおかげでヨーロッパのいろんな所に行きました。まだクラシックを始 めて間もない、音楽の何たるかも知らない僕が、次々にいろんな演奏会に招かれる訳です。怖いでしょ?学校はその合間に行ってレッスンを受けて、とにかく忙 しい!その後の2年間でした。

学校生活は友人とルームシェアしたりして、スペイン系のヤツだったので語学とか教えてもらいながら楽しく やっておりました。そのときはまだ、20年前くらいに僕の日本での先生がパリに行ったきり、日本の留学生はいなかったので、みんなとても面白がってくれま した。フランスの歌手に僕がはまり、友達の前で歌ったりもしました。アホです。
が、音楽の方は、こんなんでいいのかなー?と頭打ち状態になりながら、先生には何を見せてもブラボー!で、そんなはずはない、と苦しかったです。

そうこうしている中、友人が歌の先生を紹介してくれて、もともとヴァイオリンの歌に共感していた僕はその門をたたくことになったのです。